【14回】Raspbian にRealVNC Serverをインストール!(tightvncserverから変更)

※「RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL」を新規でSDカードにインストールされた方はすでにRealVNCServerがインストールされています。

「RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL」になったことで、色々なソフトに対応するようになってました!
前回のChromiumブラウザもその一つだったようです。

ブログでは詳しく書いてませんでしたが、アップグレードした際にデスクトップの見た目がかなり変わっていたのですが、見た目だけだと思ってましたが、結構変わってる部分があるようです。

公式サイトのリリースノートは以下の様に記載されていました。

2016-09-23:
  * New PIXEL desktop environment - new icon set, window design, desktop images, splash screen and greeter
  * Chromium web browser included
  * Infinality font rendering patches included
  * RealVNC server and viewer included
  * SenseHAT emulator included
  * Rfkill entries added to Wifi and Bluetooth panel plugins
  * Updates to various standard applications, including Scratch and NodeRED
  * Various bug fixes, tweaks and translation updates
  * Updated firmware and kernel (https://github.com/raspberrypi/firmware/commit/ad8608c08b122b2c228dba0ff5070d6e9519faf5)

 

ここを見ると、VNCの本家である、RealVNCのサーバとビューアに対応してる!
そして、raspi-configからVNCサーバのオン・オフ設定が出来るようになっている!

これはもうVNCサーバをtightvncserverからRealVNCサーバに変更するしかない!
ってことで、VNCサーバを変更したいと思います。

 

tightvncserverからRealVNCServerへ変更

tightvncserverの削除

このブログでもインストール方法を紹介していたtightvncserverをまずは削除したいと思います。

1.自動起動のオプションを削除

sudo update-rc.d -f vncboot remove

 

2.自動起動スクリプトの削除

sudo rm /etc/init.d/vncboot

 

3.tightvncserverの削除

sudo apt-get purge tightvncserver

通常、パッケージを削除する際は「sudo apt-get remove パッケージ名」とするんですが、上記の方法だとパッケージと設定ファイルを削除してくれます。

 

RealVNCServerのインストール

次にRealVNCServerをインストールします。

sudo apt-get install realvnc-vnc-server

 

自動起動の設定

GUIから設定する場合

  1. 「メニュー」ー「設定」ー「Raspbery Pi の設定」をクリック
  2. 「インターフェイス」タブを開く
  3. 「VNC」を有効にする

CUIから設定する場合

sudo raspi-config

を実行

  1. 「7 Advanced Options」を選択
  2. 「A5 VNC」を選択
  3. 質門に「はい」を選択

 

RealVNCServerの設定

※この設定はご利用したい状況に合わせて設定してください。

ダイレクトキャプチャの設定をします。
この設定をすることで、実機で表示されているものと同じものが表示されます。
それにより、以下の様な利点があります。

  • Minecraft Pi をVNC経由で見る事ができる(ダイレクトキャプチャにしないと、ウィンドウ内が真っ黒になります)
  • Xウィンドウでなくても表示される。CUIモードでもVNCで表示・操作が可能です。

設定方法

  1. メニューバーの左の方にVNCと書かれたアイコンを右クリック
  2. 「Options…」をクリック
  3. 左側メニューの「Troubleshooting」を選択
  4. 「Enable experimental direct caputure mode」にチェックを入れる
  5. 「OK」もしくは「Apply」で設定を保存

 

VNCサーバへ接続

tightvncserverでは、ポート5901が使われていましたが、RealVNCServerではポート5900が使われています。

Macから接続する場合

  1. メニューバーが「Finder」になっている状態で、⌘ + k を押します。
  2. サーバアドレスに「vnc://raspberrypi.local:5900」を入力して「接続」ボタンをクリック
  3. パスワードが求められるので、パスワードを入力

※Mac標準のビューアからだと描画遅延がきになりました。RealVNCのビューアをインストールすると多少改善されました。

 

参考

 

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