※「RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL」を新規でSDカードにインストールされた方はすでにRealVNCServerがインストールされています。
「RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL」になったことで、色々なソフトに対応するようになってました!
前回のChromiumブラウザもその一つだったようです。
ブログでは詳しく書いてませんでしたが、アップグレードした際にデスクトップの見た目がかなり変わっていたのですが、見た目だけだと思ってましたが、結構変わってる部分があるようです。
公式サイトのリリースノートは以下の様に記載されていました。
2016-09-23: * New PIXEL desktop environment - new icon set, window design, desktop images, splash screen and greeter * Chromium web browser included * Infinality font rendering patches included * RealVNC server and viewer included * SenseHAT emulator included * Rfkill entries added to Wifi and Bluetooth panel plugins * Updates to various standard applications, including Scratch and NodeRED * Various bug fixes, tweaks and translation updates * Updated firmware and kernel (https://github.com/raspberrypi/firmware/commit/ad8608c08b122b2c228dba0ff5070d6e9519faf5)
ここを見ると、VNCの本家である、RealVNCのサーバとビューアに対応してる!
そして、raspi-configからVNCサーバのオン・オフ設定が出来るようになっている!
これはもうVNCサーバをtightvncserverからRealVNCサーバに変更するしかない!
ってことで、VNCサーバを変更したいと思います。
tightvncserverからRealVNCServerへ変更
tightvncserverの削除
このブログでもインストール方法を紹介していたtightvncserverをまずは削除したいと思います。
1.自動起動のオプションを削除
sudo update-rc.d -f vncboot remove
2.自動起動スクリプトの削除
sudo rm /etc/init.d/vncboot
3.tightvncserverの削除
sudo apt-get purge tightvncserver
通常、パッケージを削除する際は「sudo apt-get remove パッケージ名」とするんですが、上記の方法だとパッケージと設定ファイルを削除してくれます。
RealVNCServerのインストール
次にRealVNCServerをインストールします。
sudo apt-get install realvnc-vnc-server
自動起動の設定
GUIから設定する場合
- 「メニュー」ー「設定」ー「Raspbery Pi の設定」をクリック
- 「インターフェイス」タブを開く
- 「VNC」を有効にする
CUIから設定する場合
sudo raspi-config
を実行
- 「7 Advanced Options」を選択
- 「A5 VNC」を選択
- 質門に「はい」を選択
RealVNCServerの設定
※この設定はご利用したい状況に合わせて設定してください。
ダイレクトキャプチャの設定をします。
この設定をすることで、実機で表示されているものと同じものが表示されます。
それにより、以下の様な利点があります。
- Minecraft Pi をVNC経由で見る事ができる(ダイレクトキャプチャにしないと、ウィンドウ内が真っ黒になります)
- Xウィンドウでなくても表示される。CUIモードでもVNCで表示・操作が可能です。
設定方法
- メニューバーの左の方にVNCと書かれたアイコンを右クリック
- 「Options…」をクリック
- 左側メニューの「Troubleshooting」を選択
- 「Enable experimental direct caputure mode」にチェックを入れる
- 「OK」もしくは「Apply」で設定を保存
VNCサーバへ接続
tightvncserverでは、ポート5901が使われていましたが、RealVNCServerではポート5900が使われています。
Macから接続する場合
- メニューバーが「Finder」になっている状態で、⌘ + k を押します。
- サーバアドレスに「vnc://raspberrypi.local:5900」を入力して「接続」ボタンをクリック
- パスワードが求められるので、パスワードを入力
※Mac標準のビューアからだと描画遅延がきになりました。RealVNCのビューアをインストールすると多少改善されました。
参考
- https://www.raspberrypi.org/blog/introducing-pixel/
- http://qiita.com/white_aspara25/items/723ae4ebf0bfefe2115c
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